2020年10月08日
2020年9月2日(水)、今年はオンラインで開催された「CEDEC2020」初日のスポンサーセッションにて、「リアルタイムレイトレーシング+EnlightenによるHybrid型グローバルイルミネーション」と題して私たちEnlightenチームの取り組みを発表させていただきました。
レイトレーシングは、光源などから出た光の屈折や反射を物理法則に則ってシミュレーションすることにより、フォトリアルなCGの描画を実現する技術です。GPUパワーやアーキテクチャーの進化に伴い、注目を集めています。
しかしながら、レイトレーシングのみで高品質なGIを実現するには大量の光線を繰り返し飛ばさなければならず、最新のGPUパワーをもってしても、ゲームのようなインタラクティブ性が要求される環境では十分な計算量を確保することが困難です。
そこで当社では、Enlightenとリアルタイムレイトレーシングの組み合わせにより、フォトリアルな画を描画できるリーズナブルな手法がないかを検証し、Hybrid型のグローバルイルミネーションを開発しました。
当日は、研究成果として「リアルタイムリフレクション(real time reflections)」、「レイトレースビジビリティ(ray traced visibility)」、「ファイナルギャザー(final gather)」の3つの組み合わせ方法と、その開発中に出会った問題や解決方法などをEnlightenの最新機能とともにご紹介させていただきました。
CGWORLDでレポート記事が公開されています。
講演資料もダウンロード可能ですので、併せてご覧ください。
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