Mizuchiは、物理ベースレンダリングの考え方をサポートするリアルタイムレンダリングエンジンです。
特に圧倒的な質感表現力に強みがあり、金属、樹脂、ゴム、ガラス、皮革、布、木、プラスチックなど多種多様な材質を、アーティストのイメージどおりに表現することができます。
また、直感的なマテリアル合成システムにより、キズやサビといった素材の状態も再現可能です。
さらに、髪、肌、眼、歯、衣服など、人物に関連する質感表現を実物さながらに再現し、“不気味の谷”を超えた、極めてフォトリアルな人物描写をリアルタイムに表現することができます。
自然で説得力のある映像表現には高度なライティング技術が必要不可欠です。
Mizuchiには数々の最新ライティング技術が採用されており、さらに世界最高クラスのポストエフェクト技術を結集させたミドルウェア「YEBIS 3」も同梱しています。
また、リアルタイムグローバルイルミネーション「Enlighten」にも対応しているため、業界最高水準のライティング環境を設定することが可能となり、世界でも比類のないリアルタイムビジュアルの創造を実現できます。
Mizuchiは、DCCツール「Maya」と連動したオーサリングツール「Mizuchi Extension for Maya」を提供します。
すべての操作が普段使い慣れた Maya で可能になるため、ツールの学習コストを大幅にカット。
さらに、すべての作業を Maya で完結できることにより、ツール間でのデータのやり取りがなくなるため、いわゆる手戻り作業が大幅に削減され、製作時間の大幅短縮につながります。
今後はBlender、3ds Max、Houdini に対応した「Mizuchi Extension」の開発も検討しております。
Mizuchiはレンダリング機能だけを独立させた製品。 SDKとして提供されるため、さまざまな業界の多様な制作環境に組み込むことができます。ゲーム制作であれば、ゲームエンジンのレンダリング機能だけをMizuchiに置き換えることも可能。映像制作であればレンダラーをMizuchiに置き換えることでプリレンダリングに迫るクオリティの映像をリアルタイムのワークフローで制作することが可能となります。
Mizuchiは、描画品質に加えて速度も重視される家庭用ゲームでの利用を前提に設計されています。 このためMizuchiを使って作るリアルタイムコンテンツは、ゲーム、映像作品、インタラクティブアプリケーションなど種類を問わず高速に動作させることが可能になります。
Mizuchiはレンダリングに特化した、極めて汎用性の高い製品です。 ゲーム、映画、プロダクトビジュアライゼーション、販促用インタラクティブアプリケーションなど、あらゆるリアルタイムコンテンツの制作に利用することができます。
Mizuchi は、日本企業であるシリコンスタジオが開発・販売を行う製品です。サポートは当然日本語、付属するオーサリングツールもはじめから日本語で開発されています。
Nintendo Switch™、PlayStation®4、STADIA、Linux(OpenGL)、Windows(DirectX 11/12、OpenGL、Vulkan)、Android(OpenGL ES3、Vulkan)、iOS(OpenGL ES3、Vulkan、Metal(予定))