社員紹介

世界中にファンを抱えるゲーム企業様と共に開発するシリコンスタジオ

テクノロジー事業本部 技術統括部 技術第1部
H.M. 2017年入社

テクノロジー事業本部 技術統括部 技術第1部
Y.I. 2020年入社

世界中にファンを抱える大手企業様の開発プロジェクトに、シリコンスタジオは携わっています。大手企業様とシリコンスタジオのエンジニアが一体となったチームで、提案や意見交換などコミュニケーションをチームでとりながら開発しています。このプロジェクトに参画しているシリコンスタジオ入社5年目と2年目のエンジニアに、やりがいやモチベーション、チームでの働き方を伺いました。

技術力があるから叶うゲーム開発とは

Q.まずお二人のシリコンスタジオ入社経緯を教えてください。

H.M.:以前はフリーランスでカードゲーム開発のクライアントサイドや、スマートフォン向けのソーシャルゲーム開発のクライアントサイドを担当していました。結婚や年齢を鑑みて、正社員の条件で複数社受ける中で、これまでの自分のゲーム開発経験が活かせることと、シリコンスタジオの技術力の高さや働く人の雰囲気に惹かれ、入社しました。

Y.I.:私は新卒で入社したゲーム会社で、コンシューマ機や家庭用ゲーム機タイトルやスマートフォン向けゲーム開発をクライアントサイドで担当していました。その後、別業種で、組み込み機器向けのHMI開発ツールを担っていました。子どもの誕生がきっかけとなり、キャリアアップを考え転職活動する中で、自分が携わってきたゲーム開発やツール開発の技術が、シリコンスタジオでの業務にマッチしていたことと、キャリアップ出来る環境でもあると感じ、入社を決めました。

チームで開発に携わる

Q. お二人が携わっておられる開発プロジェクトについて、担当されている内容はどのようなものですか?

H.M.:私は任天堂様との開発プロジェクトで、NintendoWare Bezel Engine(以下、Bezel Engine)の開発を担当しています。Bezel Engineによってゲーム開発期間の短縮や、開発者がよりゲームの面白さにかかわる部分に開発力を集中していただけると考えています。任天堂様の期待を裏切らないよう、満足いただけるものになるよう取り組んでいます。

Y.I.さん:私が担当しているのは、任天堂様のゲーム開発環境ツールの開発です。任天堂様の社内や、外部企業様のエンジニアの方やデザイナーの方が使用する部分のツールを、任天堂様と一緒に開発しています。使われ方を常に想定し、使いやすいものをチームで意見交換しながら開発しています。自分が携わったツールが、ゲームの骨格に繋がることは感慨深いです。だからこそ中途半端なものは絶対作れません。身の引き締まる思いで日々開発をしています。



Q. プロジェクト内で働くことでの気付きや、他のゲーム開発現場との違いなどはありますか?

Y.I.さん:まだまだ自分は知識不足のため、チームメンバーの任天堂様の方の考え方がとても勉強になります。以前課題となった理由や、開発背景を説明いただけるため、改善するポイントや目的がチーム内で明確になった上で開発に取り組めます。これは非常にありがたいです。思い返すとこれまでの職場では、この機能を開発して欲しいという要望はあっても、意図や理由を聞く機会はありませんでした。この経験により、自分が他の方へ依頼する際も同様に、背景や理由を伝えることで、両者で納得して良い物を開発出来るようになりました。

H.M.:ゲーム開発は開始からローンチまで数年の開発期間がかかることがありますが、Bezel Engine開発はゲーム本体よりもかなり開発サイクルが早く回り、短い時は1か月に1回アップデートしています。開発サイクルは短いですが、任天堂様のプロジェクトは、多くの方に長く使ってもらえることを勘案されているため、設計が非常にしっかりしていると感じます。加えて、メンテナンスのやりやすさも意識して開発していく点も勉強になります。

私たちの提案を受け入れ、意見交換し、より良いものを一緒に作り上げる

Q.業務を通じて、どのようなところにやりがいやモチベーションを感じますか?

Y.I.:任天堂様の業務において、先輩方に比べ、経験や知識がまだ足りていない自分にも任せてもらえる部分が大きいので非常にやりがいがあります。機能要望をいただく際、仕様などを細かく指定されるのではなく、こんな風に使えるものが欲しいという大枠で提示してもらえるため、その機能がどうあると良いのか考えて提案しています。そしてその提案を元にチームメンバーで意見交換が出来るため、開発の過程も勉強になります。

H.M.:私も同じで、プロジェクトの中で裁量を持たせていただけるので、やりがいがあります。任天堂様のプロジェクトで、自分の提案が多くの部分で受け入れていただけていることは、モチベーション向上にも繋がっています。もちろん、チームでの意見交換や指摘を踏まえて、修正や改善もしますが、自分の考えや意見をプロジェクトに取り込んでいただけるため、非常にやりがいがあります。一般的なソフトウェア開発では上流で設計し、下流はその設計を忠実に再現する仕事のやり方が多いのですが、任天堂様のプロジェクトでは1つのチームとして、任天堂様メンバー、シリコンスタジオメンバーが協力して一緒にゴールを目指して作り上げています。



Q.裁量を持たせていただける分、技術や知識の向上も必要と思われますが、どのようにしていますか?

H.M.:チームメンバーでのオンラインミーティングの際、業務内容以外の、雑談の中でも技術の話題がよく出てきます。メンバー全員エンジニアですので、技術情報の交換もよくしています。私も関心のある内容や知らなかったものは、後で調べて理解を深めています。
他にも、ソースコードを書いた後、その構造が良いかどうかをチームメンバー全員で平等にコードレビューをしています。コードを書いた人は、チームメンバーから意見や指摘をもらえるため、考え方や書き方を学べます。ソースコードもチームの成果物・共有物という考えに基づくものです。日々のチームでの業務が、私の技術力向上に繋がっています。

Y.I.:私も同じです。ツール開発に直接関係する内容だけでなく、雑談の中で別の技術についても共有していただけるため、日々勉強になり、様々な技術が身に付いてきています。
他には、得た知識や実装時に気になった点などを文書としてまとめて共有する習慣がチームにあります。まとめる作業の中で、振り返りと自分の知識の定着に繋がっていますし、他の方々に追い付けるように、共有文書から他の方の技術を学んでいます。

評価される技術があるからこそ、社員への還元も

Q.業務内容以外でシリコンスタジオの魅力はどんなところですか?

H.M.:シリコンスタジオの技術力を評価していただいているため、高単価で受注出来、会社が潤い、社員に還元されていると感じます。働き方は裁量労働制のため、自分で時間の使い方を決められます。

Y.I.:対価として社員に還元してくれていることは私も同意です。
転職活動の時に、シリコンスタジオはCGに本当に強い、技術力の高い会社だと企業研究する中で知りました。入社後、社員の方と話すと、やはり皆さん知識力や技術力が非常に高く、そのような方々と一緒に働けることは大きな魅力です。
コロナ禍以降100%在宅で働いています。働く場所が固定されているため、業務に集中出来ます。

Q.キャリアサポートなどはいかがでしょうか?

Y.I.:キャリアアップについて会社側も一緒に考えてくれています。今後、自分はプログラマーに軸足を置くのか、マネージャー職を目指していくのかどこかで選択しなければいけないと思っています。もちろんマネージャーになるためにはプログラマー経験も必要だと思います。技術のエキスパートを目指していくのか、管理職も視野に入れて進むのか、自分がどうしたいのかを面談時に上司が一緒に考えてくれます。会社側が期待している像と、自分の考えの擦り合わせがきちんと出来ることと、相談の門戸はいつでも開いているからという姿勢が会社側にあるため、いつでもキャリア相談が出来ます。

H.M.:マネージャークラスになると実務から離れてしまうのは一般的にもよくある話ですが、シリコンスタジオは、エンジニアとしてキャリアを積んでいきたい方もマネージャーを目指せる制度があります。

シリコンスタジオへの就職を考える方へ

Q.どんな方がシリコンスタジオに向いていると思いますか?

H.M.:現時点で技術力に自信がない方であっても、日々技術力を磨くための努力を惜しまず、続けられる方であればとても良い環境だと思います。また、プロジェクトはチームで推進しているため、チームメンバーの一員として、チームの皆さんと感じ良く働ける方が向いていると思います。

Y.I.:私も同じです。若い方に向けて申し上げると、始める前から無理かもと思わず、とりあえずやってみる。そのチャレンジ精神があれば大丈夫だと思います。自分が持っているものと比較して、尻込みしてしまうのではなく、まずはやってみる。わからないことや知らないことは先輩方に聞けば、きちんと教えてくれます。
チームは大人数で、皆さんで開発しているため、コミュニケーション能力も大事です。こだわりがあることも大事ですが、他の方の意見や指摘をうまく受け入れ、バランス良く折り合いがつけられる方ですと、辛い思いや苦労は少なくて済むかと思います。

Q.最後に入社前の自分に一言伝えるとしたら?

H.M.:予想通りに良い会社なので、安心して入社して良いと言いたいですね。自分が子どもの頃から大好きだったCG。シリコンスタジオはずっと憧れていたところと縁があるため、そこに自分が在籍出来ていることはとても嬉しいです。

Y.I.:CGに関して、まだまだ知識が不足しているので勉強しなさいと言いたいです。入社時、わからないところからのスタートだったため、今も必死に喰らいついています。

(#編集後記)
シリコンスタジオの技術力が認められているからこそ出来る、業務内容とチーム編成。チーム内で裁量を与えられているからこそ、必死の思いで開発に取り組んでいるお二人。技術力向上だけでなく、考え方やコミュニケーションがあってこそ、チームで良いものが開発出来、ご自身のキャリアにも繋がっています。チャレンジしたいと思った方は是非ご応募ください。

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